前回は、田中住建で進めているコンセプトブランド「木成|kinari」について書きました。
今回は、その考え方を日々の住まいとしてかたちにしていく「木成01」のお話です。
日本の気候風土のなかで培われてきた、木を使った家づくり。田中住建も、長年木造住宅をつくり続けてきました。
その経験や技術、木の住まいが育んできた文化を、今の暮らしにふさわしい家としてどうつないでいくのか。
木成01を考えるとき、私のなかにはそんな思いがあります。
木成|kinari
上質に暮らす、
ナチュラルジャパンディの住まい。
建築士とつくる、
暮らしが美しく整う木の住まい。
木成|kinari は、住まい手と建築士、そしてつくり手が、対話と技術を重ねてつくる木の住まいです。
暮らしと土地を読み、木の質感、光と陰影、素材の表情、つくり手の技術で丁寧に整えます。
Natural Japandi
日本の木の住まいが育んできた、自然素材の温もりと、光や風を受け止める余白。
そこに、北欧の簡素さと、日々の道具としての心地よさを重ねる。
和と北欧に通う静かな感性を、今の暮らしにふさわしい住まいとして整える。
それが、木成|kinari の考えるナチュラルジャパンディです。
上質に暮らす。
毎日ふれる素材の手触り。室内を移ろう光。自然に整えられた物の居場所と、人の動き。
その一つひとつに、確かな心地よさが行き届いていること。
何気ない時間が穏やかに整い、住むほどに愛着が深まっていく。
木成|kinari は、日々の暮らしの中に息づく上質さを、住まいの細部からかたちにします。

01|ナチュラルデザインのしつらえ
その住まいをかたちづくる、8つの要素
屋根や外壁がつくる住まいの佇まい。日々手にふれる木の質感。そして、室内を包む光と陰影。
木成01では、住まいの印象と日々の心地よさにつながる8つの要素を大切にしています。
- 01〜04|外観から、日々ふれる床まで -
01|屋根と深い軒 — 暮らしを包む、穏やかな輪郭
耐久性と軽さを備えたガルバリウム鋼板と、低く伸びやかな屋根、深い軒。
夏の日差しを遮り、冬の光を招き、雨から外壁を守る日本の知恵が、建物の境界に心地よい陰影を生み出します。
02|外壁 — 自然な風合いと、シームレスな質感
左官系の仕上げと木質素材を基調に、周囲の自然や街並みに穏やかに馴染む外壁を整えます。
光の移ろいと素材の陰影が、温かみと深みのある表情を生み、暮らしに穏やかな安心感と時とともに深まる愛着をもたらします。
03|玄関ドア — 家の第一印象をつくる、木の入り口
毎日ふれる玄関ドアは、住まいの第一印象をつくる大切な要素です。
木の質感と確かな性能が、毎日の出入りに安心と心地よさを添えます。
04|フローリング — 素足に心地よい、木の床
足元に広がる木の質感が、暮らしに自然な温もりをもたらします。
時とともに色艶を深め、家族の時間を受け止めながら住まいに馴染んでいきます。

05〜08|室内を包む素材と光
05|壁 — 光をやわらかく受け止める
家族がくつろぎ、集まるリビングやダイニングを中心に、落ち着いた色とシームレスな質感の壁を整えます。
光と陰影を穏やかに映し、空間をやわらかく包み込みます。
06|天井 — 見上げる一面に、木と手仕事の表情を
梁や木質素材を活かし、木造ならではの美しさと職人の手仕事が感じられる表情をつくります。
木の気配が空間全体を穏やかに包み、居場所の心地よさを深めます。
07|木製建具 — ふれるたびに、木の温もりを感じる
日々手にふれる建具だからこそ、木の質感と手触りを大切にします。
空間に馴染むシンプルなかたちと、年月とともに深まる風合いが、日々の暮らしに木ならではの味わいを重ねます。
08|照明 — 光の居場所を整える
夜の時間に寄り添うように、光の重心を低くした照明計画を大切にします。
夕暮れから夜へ、やわらかな明暗が安らぎを生み、心身のトーンを穏やかに整えます。

一つの住まいとして整える
屋根と軒がつくる穏やかな佇まい。日々手にふれる木の質感。室内を移ろう光と、夜の居場所を整える明かり。
一つひとつの要素が自然に調和し、日々の暮らしに馴染んでいく。
木成01では、共通するデザインの方向性を大切にしながら、その土地の特徴と一人ひとりの暮らしに合わせて、建築士が一棟ずつ設計していきます。
そこに暮らしが生まれ、年月を重ねながら、その家は街の風景の一部になっていく。
このような住まいが、この地域に少しずつ増えていったら。
住まい手が「この家でよかった」と思い、その家を目にした人が「こういう家、いいね」と感じる。
私は、そんな風景を見てみたいと思っています。
ここで、あなたの家をつくろう!
木成01が描く住まいと、あなたが思い描く暮らしを重ねて。