これまで、移住の話や旅先での記憶などを綴ってきました。
あちこち移り住んできた私ですが、今は長野県佐久市で暮らしています。
信州での暮らしは初めてではありません。軽井沢や松本、長野市にも住んできました。
それでも、同じ長野県とはいえ、土地が変われば景色も、気候も、街の空気も少しずつ違うものです。
そして、今回は佐久。
また一つ、私の移住歴に新しい暮らしが加わりました。
そういえば、これまで暮らしてきた土地を思い返すと、あることに気づきました。
青森の実家の背景には八甲田山。
軽井沢では浅間山、松本では北アルプスの山々。
長野市では飯綱山や戸隠の山々。
住む場所は何度も変わったのに、いつも山が私の背中についていたようです。
では、イタリアやニュージーランドはどうだったのでしょうか。
そこには山ではなく、海が目前に広がっていました。
ニュージーランドで釣りが日常の楽しみになったのも、そんな環境があったからかもしれません。
山だったり、海だったり。
そう考えると、ずいぶん贅沢な移住歴です。
そして今、佐久で再び浅間山を眺めています。
軽井沢に暮らしていた頃にも、いつも目にしていた山です。
同じ浅間山なのに、眺める場所が変わると、その姿もずいぶん違って見える。
考えてみれば、暮らしもどこか似ている気がします。
いくつもの土地で暮らし、さまざまな文化や価値観に触れるなかで、
暮らしのあり方も、ものの見方も、一つではないことを感じてきました。
住まいについて考えるときも、
まずは、その人の話をじっくり聞いてみたいと思っています。
どんな日々を過ごしてきて、これからどんな暮らしを思い描いているのか。
家のかたちを考える前に、まずはそんな話から。
一緒に始めてみませんか。