週末に我が家伝統の田植えを行いました。我が家の田んぼは周囲を山に囲まれておりまして日照時間が短く、水がきれいではあるものの、冷たいのが難点です。私が幼い頃はコシヒカリでしたが強風で稲が軒並み倒れた時期が続きまして20年ほど前からアキタコマチを作っております。
さて、今年は数年ぶりに田植え機の操作をする事になりました。父も70歳になり、『そろそろ代替わりしてもらわなければ困る』ということでしたが田植えは年1回、しかも失敗出来ないので緊張気味に田んぼの中へ。子供達は苗箱を洗う係になり、張り切って作業を進めてくれます。時々私に向けられた父からの怒号が響く度に『がんばれよ~!』と応援してくれます。
久々の割には真っ直ぐ植えられたかな。あ、端が…。


自分達が食べる分しか作りませんので、稲作をする方が赤字になってしまいます。機械が壊れた時にこれからはお米を買うか、との話もありましたが父が元気なうちは続けることになりました。かつては10数件が稲作を続けていた通りも我が家だけになりました。後継者不足によるものです。令和の米騒動を見聞きすると、私では役不足ではあるものの続けていかなければならないのかな、とも思います。

田んぼの脇を高速道路が通っております。『線が一本違っていれば田んぼも高速道路だったな、惜しい事したな~、』と今でも父は半ば冗談にいいますが、車好きの息子は高速道路を通る車が良く見えるのでこの場所が好きみたいです。でも田んぼに入るのは嫌だそうです。
営業T